iOS版Safariで文字サイズが無視される
ブラウザが持つ、文字サイズ調節機能を指定する
稀に、iOS版Safariにおいて、CSSで指定した通りの文字サイズで表示されないことがあります。
以下の例では、リード文(青く塗られた部分)が異常に大きくなってしまい、小見出し(赤く塗られた部分)よりも目立ってしまっています。
CSSではリード文の文字サイズを小さく指定してあるのにも関わらず。
そんなときは、ブラウザがもつ文字サイズの調節機能を指定すれば解決します。
body{ -webkit-text-size-adjust: 100%; }
これで正しく表示されます。
-webkit-text-size-adjustというプロパティは当然ながらwebkitを用いているブラウザのみ有効です。
よってAndroid端末のデフォルトブラウザでは効果がありませんが、Android版 Google Chromeでは有効になります。
ちなみに、値に200%を指定すればすべての文字が2倍になります。
noneを指定することもできますが、ユーザーがみずから文字サイズを調節することができなくなり、ユーザビリティーが悪くなるので非推奨です。
Android版 Google Chromeでのバグ
先ほどAndroid版 Google Chromeで有効だと述べましたが、場合によっては文字サイズが大きいままである時があります。
そんなときは、文字サイズを最適化させたい要素に、max-height:100%を指定してください。
max-height: 100%;